金
24
9月
2010
今、職人が自ら誇れる家があれば
3つ下の弟が生まれた時、
左官職人だった父親の車に乗り
毎日、現場周りの日々が始まった。
時は高度成長期の真っただ中。
四日市でも団地が次々にでき、
住宅が次々に作られた。
そんな中、父の仕事は左官の親方。
職人というより幾つもの現場を回る管理的な仕事だった。
自分ところの職人さんだけでは足りず、
みんなが助け合って仕事をしていた。
現場には色々な職人さんがいる。
大工さんを初めてとして、色々な技能を持った人たちが
自分の仕事をしていた。
そして、毎月終わりには酒盛り。
そう、給料日だ。
家にはたくさんの人が集まり、私はもちろんアイドル(笑)。
その職人さんたちの顔は輝いていた。
自分たちの仕事に誇りを持っていた。
今になって見てみると、
あのころに建てた家の質が最高のものだとは言えないかもしれない。
でも、あの時職人たちは
「あそこの家の壁は俺が塗ったんだ」
「あそこのはお前か?なかなかだな~」
そんな会話が聞こえてきていた時代があった。
時が経ち、
今の家づくりの現場でそんな会話が交わされているだろうか?
お酒を飲む場で、
自分の仕事を自慢する人たちがどれだけいるだろうか?
もちろん、職人が技を競い、
独りよがりの仕事をすることがいいのではない。
職人が誇りを持って「俺が仕事をした家だ」
そんな家が増えれば、
日本の住まいは・・・・・、
そこに暮らす人の心が
今より少しだけ暖かくはならないだろうか?
いや、暖かくなるはずである。
少なくとも、欠陥住宅なんていう心配は無くなるだろう。
そんな家づくりをプロデュースする。
それは誰の役目だろうか。
誰の・・・ではない、誰もが今日、自分にできる小さなことをする。
ただ、それだけ。
コメント: 2
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#1
この記事を読ませて頂いて凄く染み渡りました。
昔の職人~私が職人をしていた頃の職人もそうでした。
職人は常に技術を磨き、向上心を持った者です。
今は道具の進化により、より高い技術を学ぶ機会も少なくなりました。
本当に残念な事ですが、職人としての心意気は
決して忘れないで自分の仕事に誇りを持てる
それこそ自分が関わった家に想い入れが出来るような仕事をして欲しいと願います。
自分達がサポートできる事をして、少しでも多くの良い家づくりをする事ですよね
凄く共感しました。
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#2
コメントありがとうございます!
「職人の心意気」それが活かせる場を作ること。
それが通じる人のネットワーク(プロ、施主問わず)を作ること。
それが私たちの役割だと感じています!


